~人は変えられない~



【相談】

アダルトチルドレンかな?と思って

いろいろな本やネットで調べていくうちに

だんだん親の自分に対する接し方に問題が

あることに気が付いて、恨みの気持が

強くなってしまいました。

親にこのことを説明して、行動を

改めさせたほうがよいのでしょうか?

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こんにちは^^

カウンセラーの崎浜です。


アダルトチルドレンのことを知れば知るほど、

無力だった子供の頃の悲しい気持ちが

蘇ることは、たくさんの方が経験されます。



なぜ、普通に育ててくれなかったのか。

自分がアダルトチルドレンになったのは

親のせいではないのか、と。



しかし、その一方で、親の事情を鑑みたり、

社会では親に感謝しろといわれるので、

その気持ちを押し殺していたり。




でも、アダルトチルドレンになったのは

あなたのせいではありません。

あなたに責任があるのは、あなた自身の

人生を幸せに生きる責任だけです。


○自分の人生を生きるために

自分の人生に集中することを考えると、

「人は変えられない」という理由が分かるかもしれません。

例えば、人を恨んでいると、自分の人生が

生きられなくなります。


「握手」をイメージしてみましょう。

自分が相手の手を握っているようですが、

見方を変えると、あなたも手を握られているのです。


これはどんなかたちであれ、「人を変えようとする」時に

起こる現象です。相手を恨み、変えようとするとき、

「あなたもその恨みに縛られている」ということです。

親のことがそんなに嫌いなのに、自分の人生が親に縛られるなんて

矛盾しているのですが、その泥沼にはまり込むと

なかなか抜け出せません。その間にあなたの限りある

人生の時間とエネルギーは費やされていきます。



○恨みから許しへはプロセスが必要

ですが、よし、今日から恨まないぞ!

とは、なかなかなりませんよね?^^;

癒しには段階があります。

まずはきちんと「恨む」こと。


きちんと恨むとは、子供の頃に実際どう感じていたか

把握し、親に伝えたかったことを気がつくことです。

(この段階には専門的なサポートが必要かもしれません

なぜなら、理屈だけでなく感情を使うからです)

自分がどう愛されたかったのか。どういって欲しかったのか。

感情レベルでの恨みと癒しを経て、自分を取り戻していきます。

(そこで「愛」とはどのようなものか知る人もいます)


○許しは理解するものではなく経験するもの

そこのプロセスをきちんと経験すると、自然と湧き出てくるのが

「許し」の感情です。本当の許しとは自然と沸いてくるもので

自分に言い聞かせるものでも、誰かから押し付けられるものでも

ありません。場合によっては本当に「許せない」ことも

あるでしょう。その場合はどうしたら、「恨み」に支配されず

生きられるかを一緒に考えたり、ワークで解決したりします。

一番悲しいことは「恨み」でその人の人生が台無しになることです。


○親に伝えるべき?

相談にあったように、親に伝えるべきかどうかは

ご自身の恨みと癒しが終わってから

伝えるかどうか決める、あるいは

どのように伝えるか考えたほうがよいでしょう。


あなたの傷が塞がらないうちに伝えてしまうと、

親自身も高齢になっていて、感情的な

言い合いになり、伝えた方も親も傷つくという

最悪な結果もありえます。(逆に恨みが増えることも)


人は変えられないとは言葉どおりの意味でもあります。

すんなり、親がごめんなさいといってくれる場合もありますが、

当然、この親不孝もの!といわれ、逆に責められる可能性もあるでしょう。

親を変えようとする選択もありますが、ご自身の人生をかけて

することでもないような気がします。


そしてなにより、「親を変えようとする」ことは実際

「あなたが親からされてきたこと」でしょう。

境界線を親に侵入され続けてきたあなたは、立場を変えて

親の境界線に侵入しようとしているのかもしれません。



ということで、

「人を変えてはいけない、恨んではいけない」

ということではなく、自分のために

「人を変えない、恨まない」ことを

選択したほうが、自分の人生を豊かにします。

しかし、言葉だけでは意味がありません。



そのことが分かっていても

「人を変えようとしたり、恨んでしまう」のが

アダルトチルドレンの特徴でもあるのです。

もし、その不自由さを克服したい!と

お悩みでしたら、いつでもご相談ください^^